学部プロジェクト
MatlabとTensorflowを用いた
自動認識システムの開発とその性能評価
土井 章男,戴 瑩
研究概要
MathWorks社のMatlab(画像処理ツールとディープラーニングツール)とGoogleが提供しているTensorflowを用いて,複数の機械学習アプリケーションを研究開発し,各機械学習アプリケーションの性能評価を行います。さらにMatlabおよびTensorflowの性能や使い易さの性能比較を行います。
対象とする機械学習アプリケーションは,
1)手書き文字画像からの性格・感情推定,
2) 路面画像からの異常状況把握,
3) CT/MRIなどの3次元画像からの自動領域認識(自動セグメンテーション,図1),
4)建築物等の点群データの自動物体認識
です。
図1 入力画像(2Dスライス画像)からの領域自動認識
各アプリケーションで扱う画像データ,計測データ,ラベル付きデータなどに対して,個別に推定や分類などのモデルを構築し,性能比較します.次に,双方の長所・短所を明確にしながら,より最適な機械学習モデルの構築を試みます。また,同時に効率的な機械学習モデル作成手法のテストデータやノウハウを研究グループ内に蓄積します。推定や分類などのモデルを構築し、性能を比較と評価する研究概要図を図2で示します。
図2 研究概要図