コース制と6年一貫教育
コース制の導入と6年一貫教育への展開
コース制の導入と6年一貫教育への展開
ソフトウェア情報学部では、これからの超スマート社会に求められる人材を育成するため、今後ますます成長が期待されているビッグデータ、IoT、ロボット、ドローン、AIなどの先端技術分野で新しいモノやサービスなどを研究・開発・管理できる人材育成のため、平成31年4月から学部・研究科に4つのコース「データ・数理科学、コンピュータ工学、人工知能、社会システムデザイン」を設けました。専門領域や分野ごとに学部の教育課程を4つのコースに分け、各コースに特化した講義・演習科目を設けることで、それぞれの分野においてより深く効率的な学習を実現します。
1年次はコースに属さずに共通のコンピュータサイエンスの基礎を学び、2年次にいずれかのコースに属し、さらに3年次からは研究室(各研究室教員1名)のもと、コースにおける専門性を高め、4年次からは卒業研究に取り組みます。コースや研究室は年次進行とともに自らの適性・関心を見極めながら選択することができます。さらに、学部で学修した専門分野を発展させた深い専門知識に加えて学際的な知識の修得も可能となるように、学部と研究科博士前期課程(修士)の接続を円滑にする6年制の一貫教育カリキュラムを整備しています。
科学コース
日常生活や産業活動の様々な場面で発生したデータは、情報システムを通じて蓄積されビッグデータと呼ばれ暮らしの向上に貢献しています。また、情報の安全な利用に必要な高度なセキュリティを保つためには、膨大な組合せを考慮する必要があります。このような大量のデータの解析や暗号の組合せには数学をベースとした理論群が用いられ、現代社会ではなくてはならない存在です。データ・数理科学コースでは、数学や統計学を中核とし、これらの応用を通じて生活や産業の発展を支える技術を学びます。その結果、一般的なシステムエンジニアの他にセキュリティエンジニア、データサイエンティスト、高校教員等の専門に特化した分野で活躍できます。
工学コース
コンピュータやネットワーク技術の発展とスマートフォン、タブレット等の携帯端末や各種センサーの普及により、あらゆるデータがIoT技術によりクラウドサーバに集められ、処理された結果がドローンやロボット等により現実社会にフィードバックされるようになってきています。コンピュータ工学コースでは、これらの仕組みを理解し、組込み機器、サーバ、ネットワーク等の上で効率良く安全に処理するための技術を学びます。その結果、自動車や各種制御機器等の組込みシステム、大規模分散システム、セキュリティシステム等に関わる分野で活躍できます。
コース
自動車の自動運転システムや、監視カメラ映像を用いた防犯システムには、物体を検出・認識するための画像処理技術や、画像の内容を解析・判断するための人工知能や機械学習の技術が使用されています。人工知能コースでは、これらの技術がどのような仕組みで動作しているかについて原理的なところからそれらの応用までを学びます。今後の超スマート社会では、このような技術がより多様な場面で使われることが予想されるため、将来はソフトウェアエンジニアやAIエンジニアとして多方面で活躍できます。
デザインコース
現実空間とサイバー空間の相互連関によるデータ駆動型社会を目指す超スマート社会を実現するため、IoT・ビッグデータ解析・AI等、様々な技術を活用した新たな製品・サービスを生み出すことが期待されています。社会システムデザインコースでは、社会課題を解決するためにICTをどのように活用するかについて学びます。そのため、人間中心アプローチやデザイン思考などの課題解決方法やアプリ制作技術のみならず、クラウドや機械学習等の幅広い領域を学習します。将来は、システムエンジニアやプロジェクトマネージャとして活躍できます。
カリキュラム
カリキュラム
最新のカリキュラムはWebパンフレットでご確認ください。