もっとよく知るQ&A
ソフトウェア情報学部をもっとよく知るためのQ&A集
ソフトウェア情報学部をもっとよく知るためのQ&A集
Q1 どのようなことが学べますか?
コンピュータサイエンスを基本として、コンピュータの基盤となるソフトウェアから現実社会への応用を主眼としたソフトウェアまでを幅広く学ぶことができます。1・2年次では数学を中心としたコンピュータサイエンスの基礎を専門共通科目として学習します。その後、高度な専門科目(カリキュラムの展開科目、関連科目)を学習します。専門共通科目の中では専門分野の入門にあたる説明をしますので、入学後に勉強しながら興味・関心に合った専門分野の選択ができるようになっています。また、自己を磨き自らの進路を見つけるとともに、チームで問題発見・解決する能力を養うためのキャリア学習科目、高等学校で「情報」の教科を教える教員資格を取得するための教職関連科目も開講しています。
Q2 コンピュータに詳しくなければいけませんか?
コンピュータに関する詳細な知識や技能は、入学の前提として必要ありません。本学部はコンピュータを利用して社会や暮らしをより良いものにしていく人材育成を目指しています。そのため高校生の時には、コンピュータサイエンスの基礎知識習得に必要な数学を勉強し、新聞や読書・体験などを通じて社会や科学技術への関心を高めてください。
Q3 ソフトウェア情報学部に入学しなくても、専門学校や他大学の工学部に入学してコンピュータやソフトウェアを学ぶことができます。何が違うのですか?
本学部では、資格取得やアプリケーションの操作法の習得を目的としていません。コンピュータの仕組みや動作原理、計算の理論的な限界、ネットワークの仕組み、セキュリティの基礎理論、人工知能などを専門的に学び、未来に役立つソフトウェア技術の開発を目指す人を育成するための学部です。そのため、多様な専門領域の教授陣を配置しています。
Q4 情報に関する資格を持っている方が入学に有利ですか?
情報に関する資格の有無だけで合否が決まることはありません。どのような資格をいくつ取得しているかではなく、その資格を取得するためにどのような準備をしたのか、そして、その資格を取得したことで何を得ることができたのか、取得した資格を入学後の学習や研究にどのように活かすかを考えていることが重要です。
Q5 入学前に自前のPCを購入しなければなりませんか?
平成31年度入学生からの学部カリキュラムでは、 ノートPCを活用した授業や演習が開講されています。そのため、本学部が指定する要件を満たしたノートPCを入学前までに用意していただく必要があります。詳しくは「ノートPC必携化について」をご確認ください。
Q6 どのような進路がありますか?
卒業生は、情報通信業を中心として、製造業、金融・保険なども含めた幅広い業種へ就職しています。総じて、学部で身につけたソフトウェアの知識や経験、コミュニケーション能力を活かせる仕事に従事しています。就職先は岩手県内だけでなく、首都圏や仙台周辺など広い地域にわたっています。また、大学院進学の道もあります。本学部出身者には、推薦制度や入学金免除もあり、進学環境が整っているといえます。学部で早期履修制度を利用することで、大学院の授業を先行履修することもできます。その他に、高校で教科「情報」「数学」を担当する教員になる道もあります。「数学」と「情報」の免許状が同時に取得できるのは,県内では唯一,本学部だけです。
Q7 6年間一貫教育とは何ですか?
全国の理工系学部卒業生の約4割が研究科に進学しています(平成29文科省学校基本調査より)。研究科修了後には多くの学生が情報通信業に就職しています。今後、ますます、より高度な専門性を修得したICT技術者が求められます。そのため本学部・研究科では、学部4年間と博士前期課程2年間の接続をスムーズにした6年間の一貫カリキュラムを整備することとしました。これにより、学部卒業後の進路として、学部で選択したコースや研究室で学修した専門分野を深く学び研究に活かす道や、研究科では他のコースや研究室を選択して新たな専門分野について学び研究に活かす道ができます。詳しくは「ソフトウェア情報学部のこれから」をご覧ください。
Q8 入学したら全員が6年間学ぶのですか?
学部生全員が6年間学ぶものではありません。これまで通り、原則4年で学部を卒業して就職する学生もいますし、その後大学院へ進学し、さらに2年間(合計6年間)学ぶ学生もいます。
Q9 コースや研究室にはいつ配属されますか?
3年次に配属されます。1年次にコンピュータサイエンスの基礎を学び、そこで自分が学びたいことを定め、2年次からはコースに分かれて、より深く学びたいことを探求します。その上で、3年次にコース内の研究室に配属され専門分野を深く学修します。なお、4年次進級時、大学院進学時に研究室を移動することができます。また、1・2年次には、困った時に気軽に相談できる担任教員がつきますので、安心して大学生活を送れます。