VR技術を用いた九戸城再現プロジェクトがNHK「おばんですいわて」(5月10日18時~)で紹介されます。

2017.05.18

 九戸城跡(岩手県荷二戸市・国指定史跡)の誘客促進に向けて,2016年7月より本学ヒューマンインタフェース学講座と二戸市とで協働で取り組まれた「バーチャルリアリティー(VR)技術を用いた九戸城再現プロジェクト」が,NHK盛岡放送局制作の「おばんですいわて」(5月10日18時~)で紹介されます。

 

関係者に向けてのVR体験会の様子

 

 九戸城は,豊臣秀吉に対抗した戦国武将・九戸政実が5千の兵と共に城に立てこもりった「九戸の乱」が豊臣氏の天下統一へ向けた最後の戦いとして知られており,その後福岡城として改修されましたが,1636年に廃城となりました。

 

 九戸城に関する史料はほとんど残っていないため,現地視察や歴史的考察を重ねてイメージ図を作成し,その上でCGが制作されることになりました。まずは福岡城当時の街並みから再現する予定で,その後,九戸城や九戸の乱の合戦シーンなどもVR上で復活させる計画です。

 

プリマ・オキ・ディッキ准教授による開発されたVRの紹介

 

 今夏から試験的に導入予定で,スマートフォンやタブレット端末を使用して,400年前の様子を360度見渡せるようになります。具体的には,九戸城跡内で携帯端末を活用したVR体験ができるほか,九戸城エントランス広場内のボランティアガイドハウスで,専用のゴーグルを用いた体験コーナーが設置される予定です。

 

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■NHK「おばんですいわて」

 

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